紙ブグロはてな

新しいものについ飛びついてしまった後悔を綴ることになりそうな気がするけれどならないかもしれないブログ。

我が家のジンギスカンについて

北海道民ジンギスカンは多種多様

f:id:hi_kmd:20160928192615j:plain
北海道には独自の美味しい料理がたくさんあります。そのなかでも、日常気軽に、屋内でも屋外でも家庭でも楽しまれているものの一つにジンギスカンがあります。我が家でも、年に数回はジンギスカン鍋を引っ張り出し*1、ビールなど飲み交わしながらラム肉と野菜を楽しみます。ただ、このジンギスカン、地域や家庭によってつくり方が結構違っていて、一言でジンギスカンと言っても実際にどんな料理が出てくるかは多種多様。よく知られている有名な違いは、肉に事前にタレを漬け込んでいるかいないかの違い、ラムを使うかマトンを使うかの違いなどがあります。
そこで、うちの家庭におけるジンギスカンの作り方を紹介してみようかなあと思いました。

材料の準備をしましょう

f:id:hi_kmd:20160928191709j:plain
こちらが食材を一望した写真です。見ての通り、我が家のジンギスカンは、タレ漬けの肉を使用します。野菜は種類ごとに分けずに、混ぜています。
ここに写っていませんが、この他にうどんや焼きそばを最後に投入したりします。概ね生麺タイプであれば、なんでも問題ないと思います。

肉について

f:id:hi_kmd:20160928191729j:plain
味付けラム肉、または味付けマトン肉。3パック1,000円前後で売っているものを、特売の時などに買い貯め冷凍しておいて、さあジンギスカンをやるぞ、となったらシンクなどで流水にかけるなどして解凍しておきます。商品によって、結構クオリティに違いがあるので注意が必要です。重量中に占める肉の量が少なめだったり、入っている肉のサイズが小さいものばかりだったり、筋が多いものが混じっていたり……。同じメーカー・同じブランドでも、時期によって「以前に比べて肉減ったなあ」と感じることもあるので、一概にどこがいいとも言いにくいのが難しいところです。

野菜について

f:id:hi_kmd:20160928191721j:plain
一般的には「キャベツ、ニンジン、ナス、ピーマン、かぼちゃ、玉ねぎ、もやし」などのざく切りをよく見かけます。我が家の場合は「ニラ、人参、玉ねぎ、キャベツ」などを軸に「ピーマン、はくさい、エノキダケ、しいたけ」など使用し、これらの野菜を細切りにして全て混ぜて焼きます。*2
使用する野菜にこだわりはあまりありません。しらたきなどを混ぜることもあります。

焼き始めましょう

f:id:hi_kmd:20160928192514j:plain
たいていのジンギスカンはそうですが、熱した鍋に油を引いて、大胆に肉をのせていきます。

f:id:hi_kmd:20160928192538j:plain
野菜は、鍋の周囲のくぼんでいる箇所に入れていきます。ここに肉汁とタレがたまり、野菜が煮焼きした感じになるのがジンギスカンのキモです。周囲の煮汁になる部分が少なくなりすぎたら焦げますから、適度に水や肉のタレを追加してコントロールします。

f:id:hi_kmd:20160928192718j:plain
肉や野菜を適宜ひっくり返し、いい感じに火が通るのを待ちます。我が家の場合、野菜などは一通り浚うまでは追加しないので、焼けている野菜と焼けていない野菜が混在する、という状況が発生しません。だいたい全体的に火が通ったら、みんなで食べるモードに移行します。ターン制の野菜管理という感じで、そういうシンプルな野菜管理をするための「細切り・全部混ぜ」です。個別に焼くと「こっちの玉ねぎは焼けた」「あっちのピーマンはまだ」みたいな状況になりがちで、ものぐさな私たち家族にはそういう管理は似合わないのでした。

f:id:hi_kmd:20160928192952j:plain
美味しく焼けたようです。
肉だけ、野菜だけで食べても美味しいですが、一緒に食べてもまた美味しい。
事前に味付けが済んでいるので、野菜や肉をご飯にのせて食べても、どんぶり風の味わいで素晴らしく美味しい。
白飯ともビールともマッチするので私はとても嬉しい。食べすぎ注意なのです。

f:id:hi_kmd:20160928194659j:plain
さて、締めは野菜と一緒にうどんを投入します。今回は野菜をあらかた食べてしまったため、野菜比率が極めて少ない。もう少し野菜を残して、いい感じで混ざった状態の方が美味しく仕上がります。

f:id:hi_kmd:20160928195123j:plain
肉も残っていれば焼きます。肉を先に食べきってしまうと、真ん中が寂しくなってしまうので、全体の肉・野菜のバランスを考えつつ食べるのが良いですが、まあその辺は「慣れ」の領域なので、コントロールが難しい。最初にどのくらいの比率で肉と野菜を用意するかで概ね決定されるような気もします。

f:id:hi_kmd:20160928195349j:plain
うどん入りのジンギスカンの出来上がりです。先ほども言いましたが、野菜分が今回少ない。もっとちゃんと野菜を残して、ジンギスカン味焼うどんっぽく仕上げるのが理想です。
まあ野菜が少なくても、問題なく美味しいのでした。お腹いっぱいになります。

まとめ

とまあ、以上が我が家のジンギスカンの紹介でした。
味付けしていない肉を焼いてからタレにつけて食べるというジンギスカンも北海道ではよく食されますが、個人的には「それならただの焼き肉でいいじゃないか」という思いがあります。あの岡状になった特徴的な鍋を使用するなら、岡の部分で肉を焼き、谷の部分で野菜を煮焼きする、というのが最適解*3。鍋をお持ちの方は、ぜひこういう食べ方も試してみてはいかがでしょうか。

*1:家庭にジンギスカン鍋を常備しているのは、北海道では珍しくありません。

*2:この「何も考えずにとにかく最初っから全部混ぜる」というやり方は、非主流派なのではないかと思います。自宅以外でほとんど見なかったので……。

*3:ビール園などの後から味付けするジンギスカンだと、ジンギスカンと称しながらジンギスカン鍋を使用せず、ただの羊肉の焼肉になっているところが珍しくありません。いや、それも旨いですけど。